自然や心の中、日常生活に関する事など、様々な「虹」を想像させる作品を募集します。
応募は、一般の部と児童・生徒の部の2部門あります。
ryukyu poetry grand prix 琉歌大賞
第34回琉歌大賞
34th Themeテーマ「虹」
What is "Ryukyu poetry"?琉歌ってなに?
本土の和歌に対して、沖縄の歌を琉歌と言います。
和歌は、上句5・7・5、下句7・7の三十一文字からなる詩ですが、琉歌は上句8・8、下句8・6の30音からできております。
琉歌は今から400年ほど前に、三線の伝来普及とともに氏族から庶民まで幅広い階層で楽しまれ、田畑で歌う労働歌、慶事で歌う祝い歌、また、毛あしびなどでの掛け歌・恋歌など普段の生活に密着した歌が数多く残されています。
琉歌にはじめてふれる人にもわかりやすい、琉歌のことがマンガでわかる「ナビーの琉歌教室」をご覧ください。
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Who is "Onna nabii"?恩納ナビーって誰?
恩納村に生まれた女流歌人恩納ナビーは、18世紀のはじめ頃、琉歌の歌人として活躍した女性です。
ナビーの生きていた時代は、琉球文化の黄金時代とよばれ、文学・音楽・舞踊と一流の文化人が輩出されると同時に、庶民の間にも琉歌という歌が流行っていました。
恩納村の美しい自然の中ナビーは、自由奔放かつ大胆な歌を数多く残しました。
Application details募集要項
応募資格 | 【一般の部】どなたでも参加出来ます 【児童・生徒の部】中学校3年生以下 |
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応募締切 |
令和6年9月13日(金) ※当日消印有効 |
形式 | 八・八・八・六音の琉歌とします。 但し、児童生徒の部はしまくとぅばにこだわりません。八音句は三音と五音若しくは五音と三音の組み合わせとし、六音句は三音と三音の組み合わせとします。 |
応募方法 | 一人三首以内の応募となります。 このページの下にあるボタンからリンクするお問い合わせフォームから応募、もしくは応募ハガキをダウンロードし、記入して郵送ください。 |
発表 | 令和7年2月初旬琉球新報紙上にて発表予定 |
表彰 |
【一般の部】
【児童・生徒の部】
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その他 | 作品は未発表のものに限ります。 応募作品は返却いたしません。応募作品は、主催者側において自由に使用できるものとします。 ※選考に関するお問合せには応じかねます。 |
Past awards過去の受賞作品
第33回大賞作品 テーマ【旅】
色香うきやがゆる 仲良川ゆると 名残り下り花 一夜の旅路
いるかうちゃがゆる なからがーゆるとぅ なぐりさがりばな ちゅやぬたびじ
冬のいへや旅 ウシデークのおどり もう一度みたい 島のおどり
ふゆのいへやたび うしでーくのおどり もういちどみたい しまのおどり
第32回大賞作品 テーマ【空(すら)】
恩納岳つぢに 浮き上るお月 松の枝持ちも 御空飾て
うんなだきつぃじ うちゃがゆうつぃち まつぃぬゆだむん みすらかざてぃ
瑠璃色の海と 空の青映える 稀に見る景色 屋嘉田ブルーよ
るりいろのうみと そらのいろはえる まれにみるけしき やかた
第31回大賞作品 テーマ【涙(なだ)】
思兄ゆ偲で 礎前に行きば たちゆる面影や 涙にくむて
うみしじゃゆしぬで いしじめにいきば たちゆるうみかじや なだにくむて
辺野古海埋めて 変わりゆく景色 消えてゆく海に 涙流す
へのこうみうめて かわりゆくけしき きえてゆくうみに なみだながす
第30回大賞作品 テーマ【愛(かな)さ】
琉歌古謡ぬ愛さ 貫ち珠ぬ清らさ 肝ぬ葉に揺らち 佩きる嬉しや
うたうたぬかなさ ぬちだまぬちゅらさ ちむぬふぁにゆらち はきるうりしゃ
戦争の記憶 うすれゆく中で 語り部に学ぶ 愛と平和
せんそうのきおく うすれゆくなかで かたりべにまなぶ あいとへいわ
第29回大賞作品 テーマ【年(とし)】
重ねよる年や お天授かいの 百十頂上のぼる はなのきざい
かさねよるとぅしや おてぃんさざかいの むむとぅちじのぼる はなのきざい
平成が終わり 年明けて令和 これからの時代 みなでつくる
へいせいがおわり としあけてれいわ これからのじだい みなでつくる
第28回大賞作品 テーマ【海】
多幸山くだて 目にしちやる海や 七色に染まる 稀な景色
たこうやまくだてぃ みにしちゃるうみや なないるにすまる まりなちしち
部活後の海辺 立ち寄りて見れば 果てしなく続く 僕の未来
ぶかつごのうみべ たちよりてみれば はてしなくつづく ぼくのみらい
第27回大賞作品 テーマ【声】
去年のゴーヤー実や 六本から八十八 算取いる声や 笑い誇り
くずのごーやーないや むむどぅからやごや さんとぅいるくぃや われーふくい
島言葉宝 大切な文化 学びつなぎたい 声をあげて
しまことばたから たいせつなぶんか まなびつなぎたい こえをあげて
第26回大賞作品 テーマ【浜】
恋路語らたる 故郷の白浜や この歳なてをても 名残立ちゆさ
こいじかたらたる こきょうのしらはまや このとしなてをても なごりたちゆさ
美ら海の浜を 満月が照らす キラキラと光り 平和祈る
ちゅらうみのはまを まんげつがてらす きらきらとひかり へいわいのる
第25回大賞作品 テーマ【親】
礎名の親に 思ひ語らとて 平和願立てる 夏の摩文仁
いしじなのおやに おもいかたらとて へいわねがいたてる なつのまぶに
親のきく畑 あざやかに咲いた まんかいの花に 父の笑顔
おやのきくばたけ あざやかにさいた まんかいのはなに ちちのえがお
第24回大賞作品 テーマ【笑】
肝広さ母の 高笑ひしゆたる 姿偲ばれさ 秋の夜半
きもひろさははの たかわらいしゆたる すがたしのばれさ あきのやはん
悲しみと苦難 乗り越えて生きた しわしわの笑顔 おばぁの強さ
かなしみとくなん のりこえていきた しわしわのえがお おばぁのつよさ
三十周年記念「琉歌大賞」作品集
- 波の声 風の声 - 発売中
- 【収録内容】
- 21回〜30回までの入賞作品
- 資料編(過去入賞者名簿、過去審査員名簿等)
- スナップ写真
- 30周年記念座談会
販売価格 1,000円(税込)
詳しくは琉歌大賞事務局までお問い合わせください
098-966-2893
受付時間 平日 8:30~17:30